どうも!ミステリー小説好きのすけです。
ミステリー小説でおすすめしたい7作品を紹介していきます。
割と読みやすいものが多いかなと思うので、ミステリー小説に馴染みのない方にもおすすめです。
おすすめのミステリー小説を厳選して紹介
13階段 / 高野和明
あらすじ
犯行時刻の記憶を失った死刑囚の冤罪を晴らすべく、刑務官である南郷は、前科持ちの青年三上と調査を開始する。手掛かりは、死刑囚の「階段」という記憶のみ。死刑執行までに残された時間はわずかしかない。2人は、無実の男の命を救うことができるのか。
感想・おすすめポイント
ミステリー小説を読み始めた頃に読んだ作品ですが、読む手が止まらず、読み終わった後に周囲におすすめしまくっていた記憶があります。
唯一の手掛かりである階段にたどり着くまでの過程がハラハラします。
2003年に豪華キャストで映画化もされています!
- 出版社 : 講談社
- 発売日 : 2001年8月6日
- 文庫 : 400ページ
十角館の殺人 / 綾辻行人
あらすじ
ミステリ研の大学生7人が十角形の奇妙な館が建つ角島という無人の孤島を訪れた。その館を建てた建築家の中村青司は、半年前に青屋敷で焼死したという。彼らはそんな島で1週間を過ごすことになり、やがて連続殺人が学生たちを襲う。
感想・おすすめポイント
大どんでん返しがある本が読みたくて手に取った作品です。
映像化不可能と言われていますが、後に紹介するアヒルと鴨のコインロッカーは駄作にならず、見事に映像化成功していたのでいつか実現してほしいです。
これは単行本ではなく、ぜひ文庫で読んでください。理由は読めばわかります。
- 出版社 : 講談社
- 発売日 : 1987年9月5日
- 文庫 : 512ページ
乱反射 / 貫井徳郎
あらすじ
強風で街路樹が倒れ、側を歩いていた女性が押していたベビーカーに直撃する。止まらない血に動転する母親を様々な不幸が襲う。
不幸の原因はモラルのない市民の身勝手な行動。残された父親が辿り着いた真相は、法では裁けない「罪」の連鎖だった。
感想・おすすめポイント
結構分厚いので、読む前は少し圧倒されましたが、読後は長編と感じませんでした。
軽い風邪程度で夜間救急を利用する若者たち
ある病気により街路樹の診断を怠ってしまった業者
街路樹の伐採に反対した主婦たち
プライドから作業を中断した市役所の職員
飼っている犬のフンを片付けなかった老人
誰のせいで幼い命が奪われたのか。最後まで読んで確かめてみてください。
- 出版社 : 朝日新聞出版
- 発売日 : 2009年2月20日
- 文庫 : 600ページ
虚無 / 薬丸岳
あらすじ
通り魔事件によって娘の命は奪われた。だが犯人は「心神喪失」状態であったとされ、罪に問われることはなかった。心に大きな傷を負った男は妻とも別れてしまう。そして事件から4年、元妻から突然、「あの男」を街で見たと告げられる。人の心の脆さと強さに踏み込んだ感動作。
感想・おすすめポイント
ミステリー小説としてだけではなく、社会派小説としても秀逸な作品です。
刑法39条に守られた犯人ですが、責任能力ってどうやって決めたらいいんだろう。
- 出版社 : 講談社
- 発売日 : 2008年5月23日
- 文庫 : 384ページ
青の炎 / 貴志祐介
あらすじ
湘南の高校に通う櫛森秀一は、母と妹との3人暮らし。その平和な家庭に、母が10年前に別れた男、曾根が現れる。曾根は秀一の家に居座って傍若無人に振る舞い、母だけでなく妹にまで手を出そうとする。警察も法律も助けてくれないとわかり、秀一は自らの手で曾根を葬り去る完全犯罪に挑む。
感想・おすすめポイント
結構古い作品ですが、二宮和也さん主演の映画も有名ですよね。
殺人はどんな事情があっても、正当化する理由にはならない。
切ないシーンが山ほどあるのに、なんでか爽やか。
- 出版社 : KADOKAWA
- 発売日 : 1999年10月25日
- 文庫 : 495ページ
アヒルと鴨のコインロッカー / 伊坂幸太郎
あらすじ
椎名は大学入学のために引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の河崎。河崎は、初対面でいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と椎名に持ちかける。誘いを断り切れなかった椎名は、決行の夜、モデルガンを持って書店の裏口に立つハメになる。
「裏口から悲劇は起きるんだ」
感想・おすすめポイント
2年前と現在が並行して進み、読みながら、なんで?なんで?なんで?となりますが、最後に全てが繋がり、もう一度読みたくなる。
この作品の影響で、ボブ・ディランの「風に吹かれて」が好きになりました。映画もおすすめです!
- 出版社 : 東京創元社
- 発売日 : 2003年11月25日
- 文庫 : 384ページ
片想い / 東野圭吾
あらすじ
大学時代のアメフト部の仲間たちとの同窓会で当時エースだった西脇哲朗は、マネージャーの理沙子と結婚していたが、最近はうまくいっていなかった。 同窓会の帰り道、哲朗はもう1人のマネージャーだった日浦美月に10年ぶりに出会い、昔から性同一性障害で苦しんでいて、今は男として生きていると打ち明けられる。 そして、さらに「人を殺したんだ」と衝撃の告白をする。
感想・おすすめポイント
まず、何より2001年刊行というのが驚きです。ジェンダーについて考えるきっかけになると思います。
性は「メビウスの帯」のようで、揺らぐものだという感覚、現代でも持っている人は少ないように思いました。
それだけではなく、色々なドラマがあり、人間ドラマとしても、ミステリーとしても素晴らしいです。
美月役を中谷美紀さんが演じている映画は、アマゾンプライムで観ることができます。
- 出版社 : 文藝春秋
- 発売日 : 2001年3月1日
- 文庫 : 624ページ
映画化されていたり、話題作も多いですが、未読の作品があったら是非読んでみてください!
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