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【おすすめ小説】六畳間のピアノマン感想

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どうも!SUKEです。

心に刺さった本があったので、紹介します。

単行本では「逃げ出せなかった君へ」、文庫版では改題して「六畳間のピアノマン」という小説です。

2021年2月にドラマ放送予定の六畳間のピアノマンの原作です!

もくじ

六畳間のピアノマン紹介

作者

安藤祐介(1977年生まれ)

早稲田大学政治経済学部を卒業。学習塾に入社するも過労で倒れて退社。2社目の酒類業界新聞では試用期間で解雇通告を受ける。その後は営業職としてITベンチャー3社を渡り歩き、公務員となる。

本書にはブラック企業が出てきますが、作者自身も劣悪な環境で働かれていたようですね。

あらすじ

ブラック企業に入社した三人の同期、大友、夏野、村沢。早朝から深夜まで個人宅や企業への飛び込み営業を命じられ、休む間もなく疲弊した3人だったが、何の成果も出ていない夜中に夏野が「ちょっと飲みに行かないか。」と2人を誘う。あの時の生ビールは一生で一番ウマい生ビールだった。

感想・おすすめポイント

少しずつ繋がっている6話の短編小説。

「自分のいる場所」がここでいいのか、再考するきっかけをくれました。

同期3人のうちの一人、音楽の夢を諦め、「ピアノマン」として、ネットに演奏を投稿する時間が輝いた瞬間という夏野が、自ら命を絶つ話から始まります。

よくあるブラック企業の話か~と心がすり減りましたが、2話目以降は、この“逃げ出せなかった君”に関わった人々のその後を描いています。

居酒屋バイトから社員になったが今は交通量調査をしている男性、刑事になりたくて警察官になった交通課の指導員、隠したい過去に追いつめられる女性教師など、一話ごとに異なる人物にスポットを当てて進んでいき、徐々にストーリーが重なっていく流れは見事でした。

「ここで3年頑張れたら、無敵になれるような気がする。どんなところでもやっていけるんじゃないかな」

作中で村沢が言うセリフ。
入社したら3年は働け。と世間でもよく言われることですが、個人的には辛かったら半年でも1年でも辞めた方がいいと思っています。
長時間労働での終電帰りも経験したことがありますが、今思えば、無駄な時間だったなと感じています。

パワハラや嫌がらせを受けても、それが指導だと錯覚し、長時間労働も自分のためにもなると考える。その渦の中にいると、気付けないというよりはそう自身に信じ込ませないと毎日を消化できず、辞める選択肢さえ浮かばないのだと思います。それでもどうにか逃げてほしい。

本書の読後感は爽やかで、働いている人全員におすすめの一冊です。

すけ
1話で読むのやめないで~
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